豚肉の食中毒の基本|知っておきたいポイント
豚肉の食中毒を防ぐ基本は、中心まで十分に加熱することです。原因となる菌や寄生虫、加熱の目安となる温度と時間、まな板や手の扱い、保存のしかたをまとめました。
概要
豚肉は中心部まで加熱して食べる食材です。加熱が足りない場合、細菌や寄生虫が原因で体調を崩すことがあると知られています。中心部が75度で1分以上になるまで火を通せば、こうした心配は大きく減らせます。あわせて、まな板や包丁を生肉用と他の食材用で分けること、扱ったあとに手を洗うことも同じくらい大切です。体調に不安が出た場合は医療機関に相談してください。
ポイント
- 加熱の目安は中心部が75度で1分以上です。厚い肉ほど時間がかかります。
- 断面が白っぽく変わり、透明な肉汁が出る状態が火の通った目安です。
- 原因として知られるのは細菌のほか、加熱不足の豚肉に関わる寄生虫です。
- まな板と包丁は生肉用を分けるか、使ったらすぐ洗剤で洗います。
- 生肉を触った手は石けんで洗います。触った後に他の食材へ触れないようにします。
- 解凍は冷蔵庫で行い、常温に長く置かないようにします。
具体例
- とんかつは180度の油で厚さ1.5cmなら6〜7分、余熱を含めて中心まで火を通します。
- しょうが焼きは薄切りでも、両面を中火で2分ずつ焼いて色が完全に変わるまで加熱します。
- ハンバーグは中心まで火を通すため、ふたをして弱火で8〜10分蒸し焼きにします。
- 厚切りのソテーは焼いた後にふたをして3分置き、中心の温度を上げます。
- 焼き肉では、生肉をつかむ箸と食べる箸を分けます。
実践のコツ
- 厚い肉は焼く前に冷蔵庫から出して15分置くと、中心まで火が通りやすくなります。
- 不安なときは一番厚い部分を切って断面を確かめます。赤みが残っていれば加熱を続けます。
- 買い物では肉を最後にかごへ入れ、袋を分けて持ち帰ります。
よくある質問
- Q. 豚肉はどのくらい加熱すればよいですか。
- A. 中心部が75度で1分以上が目安です。厚さ1.5cmなら中火で片面3分ずつ、その後ふたをして2分ほどが見当になります。
- Q. 火が通ったかどうかの見分け方は。
- A. 一番厚い部分を切り、断面が白っぽく変わり、出てくる肉汁が透明なら十分です。赤みが残るときは加熱を続けます。
- Q. 冷凍すれば安全になりますか。
- A. 家庭の冷凍庫では確実ではありません。冷凍の有無にかかわらず、中心までしっかり加熱してから食べてください。