サルモネラ菌の基本|知っておきたいポイント
サルモネラ菌について、食中毒の原因としてどう関わるのか、家庭の台所で気をつける点をまとめました。加熱や保存の目安、器具の扱いなど、日々の調理で実行しやすい形で整理しています。
概要
サルモネラ菌は自然界に広く存在する細菌で、食中毒の原因のひとつとして知られています。とくに卵や食肉に関連して問題になることがあり、加熱が不十分な場合に食品の中で残ることがあります。家庭では、加熱、低温での保存、器具の使い分けという三つの基本を守ることが対策の中心になります。体調に不安がある場合や症状が出た場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。
ポイント
- 熱に弱く、食品の中心部を75度で1分以上加熱することが目安とされています。
- 低温では増えにくいため、買い物のあとは寄り道をせず冷蔵庫に入れることが大切です。
- 生の肉や卵に触れた手、まな板、包丁を洗わずに他の食材に使うと、菌が移る恐れがあります。
- 卵はひび割れのないものを選び、割ったら早めに使い切るのが基本です。
- 調理後に室温で長く置かないようにします。食べきれない分は早めに冷蔵します。
- 乳幼児や高齢の方、体調のすぐれない方がいる家庭では、とくに加熱を十分に行います。
具体例
- 半熟の卵料理を作り置きして室温に置いたまま時間が経つ場合。
- 鶏肉を切ったまな板で、洗わずにサラダ用の野菜を切る場合。
- 解凍した肉をシンクの中に置き、そのまま何時間も放置する場合。
- 作った弁当を常温のまま持ち歩き、夏場に長時間置く場合。
- 生肉を扱った手で、そのまま調味料の容器や冷蔵庫の取っ手に触れる場合。
実践のコツ
- 肉や卵を扱う前後は石けんで手を洗います。ぬれた手はタオルでしっかり拭きます。
- まな板は肉用と野菜用を分けるか、肉を先に切ってから洗剤で洗い、熱湯をかけます。
- 加熱の目安は中心が白くなり、肉汁が澄むまでです。心配なときは切って確かめます。
よくある質問
- Q. 卵は生で食べられないのですか。
- A. 国内で流通する卵は生食を前提に扱われますが、賞味期限を守り、割ったらすぐ使うことが前提になります。
- Q. 加熱の目安はどのくらいですか。
- A. 食品の中心部が75度で1分以上とされています。家庭では、中心まで白くなり肉汁が澄む状態が目安になります。
- Q. 冷凍すれば安全になりますか。
- A. 冷凍は増殖を止めますが、菌がなくなるわけではありません。解凍後は必ず十分に加熱してください。