美濃焼の選び方・使い方・手入れ
美濃焼は、岐阜の東部で作られてきた焼き物で、食卓の器として広く使われています。作風の違い、選ぶときの見方、扱い方と手入れの基本をまとめました。
美濃焼とは
美濃焼は、岐阜県の東濃地方で焼かれてきた陶磁器の総称です。特定の様式に縛られず、素朴な土ものから白い磁器まで幅広く、日常の食器として使いやすい価格帯のものが多く出回っています。
種類と違い
- {"name": "志野", "note": "白い釉薬が厚くかかり、表面に細かい穴と柔らかな質感が出ます。"}
- {"name": "織部", "note": "緑色の釉薬が特徴で、大胆な形や文様のものが多く見られます。"}
- {"name": "黄瀬戸", "note": "黄色みを帯びた落ち着いた肌合いで、和食を盛るときに映えます。"}
- {"name": "瀬戸黒", "note": "深い黒の釉薬で、白いご飯や色の淡い料理が引き立ちます。"}
- {"name": "粉引", "note": "白い化粧土をかけた温かみのある肌で、使ううちに色が変わります。"}
- {"name": "白磁・半磁器", "note": "薄手で軽く、汚れが付きにくいため普段使いに向きます。"}
選び方
- 手に持つ器は重さで決まります。飯碗と汁碗は実際に持って確かめます。
- 電子レンジと食器洗い機に対応するかは、底の表示か説明で確認します。
- 縁の厚みで口当たりが変わります。薄手は上品、厚手は丈夫という違いです。
- 土ものは水を吸います。毎日使う器なら、磁器寄りのほうが手入れが楽です。
使い方
- 土ものは使う前に10分ほど水に浸すと、料理の色やにおいが染みにくくなります。
- 熱い料理を盛る前に、器を湯で温めると温度が長く保たれます。
- 重ねて収納するときは、間に紙をはさむと釉薬の傷を防げます。
お手入れ
- 使ったらすぐ洗い、完全に乾かしてからしまいます。生乾きはかびの原因です。
- 貫入に色が入ったときは、薄めた漂白剤に短時間つけ、よくすすいで乾かします。
- 金や銀の絵付けがある器は電子レンジに入れません。
よくある質問
- Q. 電子レンジで使えますか。
- A. 多くの磁器は使えますが、金銀の装飾があるものと、表示のない土ものは避けます。底面の表示を確認します。
- Q. 貫入は不良品ですか。
- A. 釉薬の細かいひびで、土ものでは自然に生じます。使ううちに色が入るのを味わいとして楽しむ器も多くあります。
- Q. におい移りが気になります。
- A. 使う前に水に浸すと軽くなります。付いてしまったら、水に重曹小さじ1を溶かして煮沸し、よく乾かします。