狭山茶とは|特徴・食べ方・由来
狭山茶は埼玉県西部を中心につくられる日本茶です。どんなお茶か、味わいの特徴、家庭でのおいしい淹れ方、合わせやすい和菓子や料理まで、産地の成り立ちとあわせてまとめました。
狭山茶とは
狭山茶は、埼玉県の狭山丘陵から入間・所沢の一帯でつくられる日本茶です。国内の主な茶産地の中では北寄りに位置し、冬の寒さで葉が厚くなりやすいと言われます。仕上げの火入れを強めにかける「狭山火入れ」が知られています。
特徴
- 葉が厚めで、抽出したときに甘みや濃さを感じやすい傾向があります。
- 強めの火入れによる香ばしい香りが立ちやすく、二煎目以降も味が落ちにくいと言われます。
- 生産量は全国的には多くありませんが、産地内で仕上げまで行う自園自製の農家が多いのが特徴です。
食べ方・楽しみ方
- 煎茶は70〜80度に冷ましたお湯で1分ほど。熱湯を直接注ぐと渋みが強く出ます。
- 濃いめが好みなら茶葉を増やすより、抽出時間を10〜20秒のばす方が角が立ちにくくなります。
- 二煎目は湯温を少し上げ、20〜30秒と短めに。火入れの香りが立ちやすくなります。
家で楽しむなら
急須がなくても、茶こし付きのポットで淹れれば十分楽しめます。濃く出た茶は氷を入れて冷やし、水出しのように飲む方法もあります。合わせやすいのは、みたらし団子、栗蒸し羊羹、塩むすびです。
由来
江戸時代後期に、この地域で茶の栽培と製法の改良が進み、江戸への出荷を通じて広まったと伝えられます。明治期以降は輸出も行われ、現在は県内の産地表示とともに流通しています。
よくある質問
- Q. 狭山茶はどんな味ですか。
- A. 厚みのある葉と強めの火入れから、甘みと香ばしさを感じやすいと言われます。渋みの出方は淹れる湯温で大きく変わります。
- Q. 保存はどうすればよいですか。
- A. 開封後は密閉して冷暗所へ。においを吸いやすいので、香りの強い食品と離して置き、1か月を目安に使い切ると風味が保てます。
- Q. 水出しでも飲めますか。
- A. できます。茶葉10gに水1リットルを目安に、冷蔵庫で3〜6時間おきます。渋みが出にくく、すっきりした味になります。