ほうとうとは|特徴・食べ方・由来
ほうとうは、平打ちの太い麺をかぼちゃなどの野菜と一緒に味噌仕立てで煮込む山梨県の郷土料理です。特徴や食べ方、家庭で楽しむこつと由来をまとめました。
ほうとうとは
ほうとうは、小麦粉を練って平たく太く切った麺を、かぼちゃや里芋などの野菜とともに味噌汁で煮込む料理です。麺をゆでずにそのまま鍋へ入れるため、汁にとろみが付きます。山梨県を中心に家庭料理として食べ継がれてきました。
特徴
- 麺は幅が広く厚みがあり、塩を加えずに練るので煮込んでも汁が塩辛くなりません。
- 打ち粉と麺から出るでんぷんで汁にとろみが付き、冷めにくい一杯になります。
- かぼちゃを入れると煮崩れて甘みが溶け出し、味噌と合わさった独特の味になります。
食べ方・楽しみ方
- 鍋のまま卓に出し、取り分けながら熱いうちに食べます。
- 七味唐辛子やすりごまを少し振ると、味噌の甘みが引き締まります。
- 残った汁にご飯を入れて雑炊にすると、最後まで無駄なく食べられます。
家で楽しむなら
乾麺やゆでうどんでも近い形が作れますが、生の平打ち麺をそのまま煮込むほうが汁にとろみが出て雰囲気が近づきます。同じ考え方で楽しめる料理として、かぼちゃの味噌煮込みうどん、けんちん汁、すいとんがあります。
由来
小麦を粉にして練り、汁で煮る食べ方は各地の山あいで古くから行われてきました。山梨県では米作りに向かない土地が多かったことから小麦を使った麺が日常食となり、季節の野菜と味噌で煮込む形が定着したと伝えられます。
よくある質問
- Q. うどんとの違いは何ですか。
- A. ほうとうの麺は塩を加えず、ゆでずに汁へ直接入れて煮込みます。そのため汁にとろみが付き、麺も柔らかく仕上がります。
- Q. かぼちゃは必ず入れますか。
- A. 決まりではありませんが、煮崩れた甘みが味噌と合うため定番になっています。里芋、大根、にんじん、きのこもよく使われます。
- Q. 作り置きできますか。
- A. 冷蔵で1〜2日が目安です。麺が汁を吸って柔らかくなるので、温め直すときはだしか水を足して伸ばします。